農業共済新聞島根版

平成30年5月1週号
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地域を守る、農地を守る
− 雲南市吉田町 「元気!!ファームズよしだ」−


「元気!!ファームズよしだ」のロゴマーク

2018年3月に、雲南市吉田町の吉田地区と民谷地区にある農業法人4団体と営農組合2団体の計6団体で構成する広域連携組織「元気!!ファームズよしだ」が設立された。
各営農団体が連携して資材購入や農業機械などの共同利用を行うことで、共同購入によるコスト削減効果や遊休農機具を団体内で有効利用できるなど期待されている。
同地区では、地区振興協議会が中心となり企業や住民団体などと連携して、地域づくりに取り組んでいる。その中の「よしだ円卓会議 農業班」が同町の農業の維持・活性化をテーマに議論を重ね、農業の広域連携の可能性について先進地視察を行うなど検討を進めてきた。
同連携組織の会長で「農事組合法人すがや」の錦織満代表理事(64)は「まずは、資材の共同購入から始めています。将来的には人材の確保が難しくなることから、組織間で助け合う仕組みを確立したいですね」と話す。
同組織では、農業機械等の利用状況をデータ化し、それを元に各団体間で機械をローテーションする仕組みを作り共同利用を促進していきたい考えだ。
また会議の中で、絶えず「元気」という言葉が出たことに着想を得て、「元気!!」を中心に据えたロゴマークを作成。各団体が生産した農作物にロゴマークを使用することで、地域共通ブランドとしての販売も検討する。
「農事組合法人ドリームファームおおよしだ」の渡部博組合長(66)は「単独では高くて買えなかった機械も連携すれば買うことができます。実際、他の団体に機械の貸し借りを頼みやすくなりましたね」と6団体で連携するメリットを実感している。
今後の取り組みとして、農業の6次産業化など個々の組織では難しい問題に共同で取り組むことや、各組織が抱える共通の課題を解決し、経営を後押しする機能を果たすことを目指す。
錦織会長は「元気!!ファームズよしだは、農業の維持・活性化を担うだけでなく、農業体験や就農者の受入れなどを通じて、「交流人口拡大」「定住促進(担い手づくり)」にも貢献していきたい」と話す。

共同購入された資材を確認する役員のみなさん

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